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読書録「砂糖の世界史」川北稔

読んだ本の記録。

 

 

砂糖の世界史(岩波ジュニア新書)・川北 稔 著

 

砂糖が世界に流通するようになった背景を知ることで、世界史をあらためて勉強できる良書でした。

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読んだ時期・場所

2019年2月、シンガポール

 

本の目次

  • プロローグ 砂糖のふしぎ
  • 第1章 ヨーロッパの砂糖はどこからきたのか
  • 第2章 カリブ海と砂糖
  • 第3章 砂糖と茶の遭遇
  • 第4章 コーヒーハウスが育んだ近代文化
  • 第5章 茶・コーヒー・チョコレート
  • 第6章 砂糖のあるところに、奴隷あり
  • 第7章 イギリス風の朝食と「お茶の休み」
  • 第8章 奴隷と砂糖をめぐる政治
  • 第9章 砂糖きびのたびの終わり
  • エピローグ モノをつうじてみる世界史
  • あとがき

 

感想

甘くて美味しくてエネルギーが湧いてくる魅惑の「砂糖」。

ヨーロッパ人を虜にした砂糖と、それをめぐる中南米植民地化の歴史や、アフリカ奴隷貿易の関係などをわかりやすく解説してくれている。なんとなくは知っていたけど、体系的に理解していなかった物事が繋がり、知識を得るよろこびを感じられる読書時間でした。

 

カリブ海の砂糖、アジアの茶、南米のカカオは人々を魅了し、政治的な思惑が絡み合い、世界のしくみを作り変えてしまった。

 

砂糖は当初、希少で高価だったため、貴族階級の人のステータスシンボルであった。たくさんの砂糖でデコレーションしたケーキは、まさにその象徴で、現在も結婚式でその名残りがみられる。結婚式でとり行われる謎の習慣は、そこに起源があったのかと目から鱗!

 

甘くてエネルギーが湧いてくる砂糖は、産業革命後のイギリス労働者によく働いてもらうため、朝食のテーブルに紅茶とセットで並ぶようになった。

アフターヌーンティーの習慣は貴族階級にとってのそれとは異なり、労働者には仕事の合間に砂糖入りの紅茶はエネルギー補給剤の役割で、さらなる労働力を奮起させた。

 

今の世の中では、集中力が切れたあとも仕事をし続けるために、コンビニで砂糖たっぷりの栄養ドリンクを購入できる。

一生懸命働いたお金で、砂糖入りドリンクを買ってエネルギー補給剤し、より一層働く。何のために働いているのか?を考えるきっかけにもなる。砂糖を求めたくさん働いた結果、誰が得をし幸せに(不幸せに)なるのか。

 

 

 

砂糖は大好き、過剰摂取に気をつける

 

私は甘くて美味しいお砂糖入りの食べ物が大好きです。一切砂糖を取らないことは難しいけど、砂糖を取り過ぎて健康を害したら苦しむのは自分、一方で病気治療や薬剤で利益を得る人たちや業界があることも意識しておかなければならない。

 

得たものがたくさんある本でした。何度か読み返して自分の知識として身につけておきたい。